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あれは精神のアレルギーだったのかも。「体温アレルギー」人間に触れない悩み

精神のアレルギーって皆さん聞いたことありますか?

 

聞きなれないかも知れませんが、代表的なものは潔癖症。

本来なら気にする必要がない場所にも精神的に拒否反応のようなアレルギーを起こし、「汚い!触れない!」と生活にまで支障が出てきてしまうのが潔癖症です。

 

ただ私の場合は、菌に精神が過剰に反応しているのではなく「生ぬるいもの・体温」に反応してしまっていました。

肩が触れるのも嫌、手をつなぐのもいや。生温かいものに触れるのがいや。

「人間が生ぬるい」と感じ、近くに寄るのも嫌だったんですよね。

 

あんまり知られていない症状だと思いますが、今日は、「生ぬるい・体温」に精神アレルギーを起こしていた私の体験談をお話していこうかな。

潔癖症とは違う。誰も理解できない精神アレルギー

学生時代、家族からも友人からも、潔癖症と思われていました。

精神のアレルギーなんて表現を知らなかったので、周りの皆も生ぬるいものに触れない=潔癖症と思うしかなかったんです。

でも私は、自分を潔癖症だとは思っていませんでした。

だってつり革にも触れられたし、ドアノブだって握れたし、トイレ掃除も平気でやってたんですもん。

生ぬるいから嫌。体温アレルギーの症状

菌に過剰に反応してしまう潔癖症の症状と言えば、人が触ったモノを汚いと感じてしまうというのが代表的なもの。

でもそれとは違って、「体温アレルギー」(勝手に命名しました)を感じている方の症状はこんな感じになります。

 

体温を感じるのがいや

私は主に、「体温」を感じることが苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。

洋服の上からであっても、ほんのり体温が伝わってくればもう触れないんです。

りなきむ
りなきむ
自分で言うのもなんですが、不思議な症状ですよね~

生温かいといえば、お湯や出来立ての料理なんかも当てはまりますよね。

しかし、私が触れなかったのは温かい体温を持つ生き物のみ。料理やお湯は、普通に触ることが出来たんです。

 

人間ほどではありませんが、体温のある動物も触れませんでした。

幸いにもうちにペットはいませんでしたので、動物に触れない、と悩むことはありませんでした。

でも、野良猫、近所の犬、こういうものにも「温かさ、生ぬるさ」を感じて触れることは出来ないんですよね。

家族であっても触れるのはいや

他人の体温だけが無理なのかと思えば、この「体温アレルギー」は家族にも適用されます。

母親であっても、妹であっても、父親であっても例外はなし。

一言で表現すれば、人間に触りたくない、という症状になりますかね。

つり革、手すりは触れる

体温がダメなだけなので、つり革、手すりには触れるのが「体温アレルギー」の特徴です。

さっきご説明したように、私は菌に反応しているわけではありません。つり革、手すりは無機質なものなので、特に抵抗はないんですよね。

「体温アレルギー」と「潔癖症」が決定的に違うところはここ、と言えます。

キスは論外、手も繋げない

論外中の論外は、キスです。

私の体温アレルギーが完治するまで、キスはおろか、手を繋がないといけない男女の付き合いなんてもっての外でした。

いや、だって触れないんですもん!笑

好きだな、と思っても、遠くからかっこいい…と思っているだけで満足。だって、もし付き合ったとしても出来ることは何もないですから。笑

好きな人であっても、手すらも繋ぎたくない。これも体温アレルギーの特徴でしょうか。

 

人に触れられない…体温アレルギーの悩み

人に触れないだけなら生活に支障は出ないんじゃないの?と思われるかも知れません。

が、人と物理的に触れ合わずに生活できる日本でも「体温アレルギー」なりの悩みはありました。

 

目の前で困っている人に手を差し伸べられない

私が一番悩んでいたのが、人に手を差し伸べられない、ということです。

 

  • お年寄りが大変そうにしているのに、支えてあげられない
  • 目の前で子供が転んでしまったのに、起こしてあげれない
  • 仲のいい友達が泣いているのに、背中をさすれない

 

手伝いますよと言いたい気持ちはやまやまでした。本当に。

でもそう言いたくても、もし言ってしまったらその人の体温を感じなければならなくなってしまう。

お年寄りの体温、子供の体温、友人の背中から伝わる体温…この体温を感じるのが嫌で、助けたいのに体が動かないというジレンマに長い間悩んでいました。

目の前で困っている人がいるのに見ることしかできない自分に苛立ち、落ち込む。

あの時助けてあげればよかったと後悔するのに、手に感じる相手の体温を想像するだけで苦痛に感じる

これが、一番大きな悩みなんですよね。

疎外感を感じる

1つ目の悩みに比べれば軽いものですが、皆で抱き合って喜びを分かち合ったりが出来なかったので、疎外感を感じることが多かったです。

自分がその原因にも関わらず、です。体温を感じたくないから離れているだけなのに、なんだか仲間外れにされているような感じがしてしまったり。

特に学生時代なんかは、ワイワイはしゃぐ、いわゆる「青春」ってやつの中には入れなかったので、それで疎外感や孤独感を感じることが多かったんです。

でも、解決しようにも他人の体温を感じたくないので、どうしようもありませんでした。

体調が悪い人を介抱できない

これも、手助けしてあげたい、と思うのに体が動かなかったことが原因でよく悩んでいました。

お腹が痛い、頭が痛い、そんな不調を訴える知人や友人に、寄り添って介抱することが出来ないんです。私に出来るのはせいぜい、薬を買いに行ったり、他に介抱できる人を呼んでくるだけ。

まあそれも、大切な仕事だったかも知れないですけれどね。笑

でも、目の前で苦しんでいる人がいるのに、そしてその人が大切な友人なのに、その痛みや苦しみを和らげるための手助けが出来ないのは、心が痛むものなんですよね。

 

 

これらが、私の体験をもとにした体温アレルギーの人の悩みです。

体温がいや!という、誰にも理解されない症状を抱えている方は、こんな小さなことにも悩んでしまうんですよね。

 

体温アレルギーの改善方法

さて、体温アレルギーに悩み、(ちょっとだけ)苦しんできた私ですが、この精神の体温に対する過剰反応をどうやって直していったかご説明します。笑

医者にかかったわけでもなく自己流で直した私ですが、人によって症状や程度が異なると思います。

ちょっとでも試して苦しかったら、お医者さんに聞いてみてくださいね。

 

まずは、あなたが人に触れることになれる必要があります。無理せず少しずつ、まずは身内にお願いしてみるといいと思いますよ。

私が行ったことは以下のこちらです。

 

  1. 母親に肩マッサージをするようにした
  2. 自分の手首をよく握った
  3. その流れで、他人の手首を握らせてもらった
  4. それに慣れたら、他人の肩を触るようにした

 

ここまで行けばだいぶ慣れるはず。これだけのことに3か月くらいかかりましたけど…笑

最初は母親や父親から始めましょう。私の場合は母親でしたが、身内であっても結構大変なんですよね…

うぁああああ…っていうのが最初の本音だと思います。笑

 

自分の手首を最初に触ったのは、体温の感じに慣れる為。自分の体でもあんまり触るのは嫌だったんですが、仕方ないです。涙

それに、手首だったら相手に触った時もとりあえず触られる心配はないですよね。その安心感がどうしても必要でした。

 

服の上からだったら殆ど体温を感じないのに、「他人に触ってる」という感じが出る「肩」は他人に最初に触れる場所としてオススメです。

こうやって「私は他人に触れる」と自分を洗脳していきました。笑

 

捕捉として「柔らかく人間感がある二の腕」は体温アレルギーの人には最悪な場所だと思うので、慣れるまで触らないでおきましょうね。

 

神経のアレルギーまとめ

大きな病気ではないけれど、地味に苦しむこの症状。

何年も人に触れない、触りたくないと思っていた私ですが、体温なんて何でもなかったんだと学んでからは人生がガラっと変わりました。

 

嬉しい時にハグが出来て、ハイタッチが出来て、握手が出来る。

好きな人を抱きしめられるし、キスも出来るようになりました。

 

私は医者ではありません。

が、私の体温アレルギーが治った経験と悩みが、人に触れない、体温が嫌で触りたくない…と悩んでいる方にとって、少しでも力になることを願っています。

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りなきむ
りなきむ
ワーホリ⇒そのままシドニー永住となった元旅人。現在は、おうちでノートPCを片手に主婦をしながら、『シドニー すみっこ暮らし』でシドニーの生活情報を発信しています。ときどき、ギリシャ人オットとのあれこれも。りなきむと一緒に暮らすにゃんこのブログ『ぜんちゃんのいる生活』はここから。詳しいプロフィールはこちらからご覧いただけます。 質問、お仕事の依頼はお問い合わせからお願いいたします。

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