歴オタ旅行

美しすぎるギリシャ彫刻作品【ベスト3】今にも動き出しそう!歴オタが語る美しい彫刻作品

折角観光先の美術館、博物館まで行ったのに、最高の芸術作品たちを横目で見ながらスルーしてしまっていませんか?

たかが彫刻、されど彫刻

ですが、一歩立ち止まってみた者にしか分からない美しさを持っているのがその彫刻たちです!

世界17か国、訪れた街の博物館に美術館は大体網羅した歴オタ旅人が付けた、独断と偏見のオンパレードランキング、お楽しみいたげると幸いです。^^

彫刻とは

「彫刻」というと、何だか堅苦しい、セレブ達の家の玄関に置いてある庶民には縁がないヤツ、みたいな印象を持っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?笑

 

私たちが彫刻と聞いて真っ先に想像するのは、古代ギリシャやローマで造られたもの(約3000~2000年前)です。ミロのヴィーナスや、サモトラケのニケなど。

りなきむ
りなきむ
私が一番好きなのも、この時代のモノです

でも、彫刻の定義はウィキペディアによるとかなり幅広くて、

彫刻(ちょうこく)とは、木、石、土、金属などを彫り刻んで、物の像を立体的に表すこと。 または、それらの表面に書画や図版などを掘り込むこと。 あるいは美術的な鑑賞を目的として、様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。

これに当てはまるものであれば何でも彫刻。

あなたが昔、小学校の授業で造った立体的な像はもう既に彫刻だし、空き缶のゴミなんかをくっ付けて夏休みの工作として提出したアレも彫刻なんですよ。笑

彫刻と言っても何にも難しいことはなく、「あ~昔作った作品の延長か~」と思ってくれると嬉しいです。笑

りなきむ
りなきむ
彫刻なんて、難しいこと何にもないんですよー!

 

最古の彫刻は4万年前。人類4万年の集大成!

私たちの身近にもあると分かっていただけた彫刻ですが、人類最古の彫刻は、なんと4万年前のもの!その彫刻、実は日本の縄文時代につくられた土偶にそっくりなんです。

えっ、それで彫刻なの?って感じですよね。笑

日本の土偶そっくりの形をした彫刻が、後世には皆さんの想像する人類を魅了する彫刻作品になるんですから、人間の美への憧れ、探求心は侮れませんね。笑

4万年前に始まった人類の美への飽くなき追及!その集大成ともいえる、美しすぎる彫刻ランキングはこちらです!

 

美しすぎる彫刻1:エロスのキスで目覚めるプシュケ

ランキング1位

私の中の世界最高傑作です。

私のスマホのホーム画面を6年間占領していますが、それでも見飽きるなんてことはないくらい美しい彫刻。

作者:アントニオ・カノーヴァ

展示場所:フランス、ルーブル美術館

制作年:1757年-1822年

制作年は比較的最近になりますが、ギリシャ神話のエロス(英名キューピッド)とプシュケ(英名サイキ、プシュケー)をモチーフにしたもの。

 

いや、もう言葉になりません…

これが石だと信じられますか?

プシュケの滑らかな肌の質感、すぐ脱ぐギリシャ彫刻(笑)の中でも、恥じらいを感じているかのように隠された胸。

彼女の腰の肉付きに女性の美しさを感じますし、愛するエロスの腕に身を委ねる姿もいとをかし…

そして、繊細なガラス細工に触れるかのように彼女を抱くエロスの腕。彼のキスで目覚める彼女って…眠れる森の美女ですね。

 

ッアーーーー!

これが石だと信じられますか?

私には、信じられない!

 

今にも動き出しそうですし、何より生きているかと思わせるリアル感も素晴らしい。

この彫刻を1つの空間に入れた時のバランスも美しいんです。空間の黄金比、なんて専門的なことは分かりませんが、写真の中でさえ対照的になる右上と左下の空間。

人間が直感的に美しいと感じる感覚(神と人間の種を超えた関係とか、黄金比とか、愛の儚さとか)をいっぺんに詰め込んだ作品だと思います。

べったりくっついている訳でもなく、触れるのは腕の中だけなのに伝わる彼らの愛は人類の見本ですね。涙

たまらんです…

 

人間だった彼女が、神であるエロスのキスで目を覚ましたこの瞬間を見るだけで、周りの景色まで目に浮かんできそうなくらいの強烈なインパクトを与える作品。

彼らの周りにはエデンのような、自然に囲まれ鳥がさえずる楽園が広がっているんじゃないかと想像出来ます。

そんな描写は一切無いのに、です。作品だけで周りの景色まで描く彫刻は他にはないですよ!

 

こういうのを見ると、変わりゆく歴史が好きな私でも長い歴史の中でも変わらないものもあるんだなあと考えさられずにはいられません。

昔にいいと思われたことが数年後には悪へと変化し、それがまた数年後には良いと思われるような人間の歴史を学んでいると、人間って…って本当になるんですけど(笑)

愛とか美とか、そういった普遍的なものもある、っていうのをまざまざと見せつけられる感覚になります。

美しい、以外の言葉が見つからない彫刻です。

見て。

 

美しすぎる彫刻2:タイトル不明

ランキング2位

作者:不明

詳細:不明

展示場所:ドイツ、旧博物館

制作年:不明

誰が作ったのか、何を模しているのか、作れたのがいつなのか、分からないことだらけの謎に包まれた彫刻です。

ですが私はドイツ、ベルリンでこの彫刻を見つけた時、こんなに背中が美しい彫刻は見たことがない!としばらく立ち尽くしてしまったほどの衝撃を受けました。

背骨のラインに出来る影、浮かび上がる肩甲骨、引き締まった腰…絶対この人イケメンだった。

片足に重心を乗せた状態で立っていたんでしょうね。おしりもエグイくらいに美しい。

四肢が無くなってしまっているので彼のポーズは想像するしかありませんが、ダビデ…とも違っていそうな立ち方ですし…円盤とかを投げているわけでもなさそうです。

 

頭ばっかり展示されている博物館の中でも、この彫刻は珍しく体のみ、というところも衝撃でした。

顔が無くなってしまった状態だと、誰を模して造られたのかが学者さんでも分かりづらいんですよね。体に特徴的な装飾とかがあればいいんですが…この彫刻はそれも一切なし。

誰なのかも分からない、いつ造られたのかも曖昧(古代ギリシャって事だけ分かってます)、何の目的だったのかもわからない。

目ぼしい情報を一切表示できないままにこの彫刻を展示するってことは、この彫刻がどれだけの人に「背中で語ってきたか」想像できますよね。

古代ギリシャ人の美意識を改めて見せつけられました…。そしてその「美」を表現するだけの技術と財力があったことも。

芸術は言葉のいらないメッセージだと思っている私ですが、それをそのまま体現している作品と言えます。ホントおすすめです。

見て。

 

 

余談ですが、彫刻大好き私りなきむは、旅行に行くたび彫刻が展示されている博物館を訪れていました。その数、数十。

若いころからこんな肉体美あふれる彫刻ばっかり見てたので、実際の男性もこんな感じなんだろうと本気で思っていました。

そんな痛めなオナゴだったので、本物の彼氏が初めて出来た時に「ん?」と思ってしまったのは内緒です。

 

美しすぎる彫刻3:ラオコーン

ランキング3位

制作者:アゲサンドロス、アテノドロス、ポリュドロス

展示場所:イタリア、バチカン美術館

制作年:前120-前20年

皆さんも一度は教科書で見たことがあるであろう「ラオコーン像」。

これは、史上最強に「石ではない」彫刻として私が認識している作品です。素材は勿論石ですが(笑)無機質な個体にここまでのストーリーを持たせた作品もなかなかないです。

こんなものを創り出した古代ギリシャ人はとんでもない人種ですね。

 

4万年前の土偶に似た彫刻からどうやったらこのレベルにまで達せるのか、思わず頭を抱えたくなるほどの立体感とストーリー性です。

蛇に絞め付けられ、最後には命まで落としてしまう彼らの悲劇を表現しているはずなのにそれすらも美しいという圧巻の作品。

古代ギリシャ人にとって肉体美を持つ人間は存在するだけで美しいので、苦しんでいようと悲劇の中にいようとどうしようと美しくなってしまうんですよね。

これは、まんまソレ。

 

発見されたときには腕が無かった状態だったらしく、本当にこれが元々の姿だったのかも実は不明なままです。

真ん中の男性の腕は天に向かって伸びていたのか、この写真のように背中の方まで回っていたのか…想像が膨らみますね。

見に行って。ホント。

 

世界の美しすぎる彫刻作品まとめ

美しすぎる世界の彫刻ベスト3、いかがでしたでしょうか。

筆者による独断と偏見のオンパレードでご紹介させていただきましたが、熱意と気持ちだけは本物です。笑

これを機に、彫刻…ちょっと見てみようかな、と博物館で足を止めて下さったらもう、私は、昇天します。嬉しい。涙

 

皆さんが次訪れる博物館、美術館で少しでも彫刻に目を向けるきっかけになると嬉しいです!

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りなきむ
りなきむ
ワーホリ→そのままシドニー永住となった元旅人。 ギリシャ人オットとの生活を書いている雑記ブログです。読んでくれたあなたをほっこりさせる、がモットー。国際結婚のイロハも書いています。   詳しいプロフィールはこちら