ヨーロッパ

古代の水道橋、白雪姫の城のモデル。スペイン、セゴビア観光のススメ

古代ローマの水道橋で有名なスペイン、セゴビア

子供の頃から憧れに憧れ続けた1本の橋のある場所。

この街の水道橋をきっかけに私の世界は変わっていったと言えるほどに、私にとっては衝撃的で、感動的な建造物。

美しく、儚く、そして人間の可能性をも感じることのできるものです。

古代好きの私としては水道橋だけでも十分楽しめるんですが、ここではなんと、白雪姫の城のモデルになったお城を見学することも出来るんです。でも、

りなきむ
りなきむ
白雪姫の城ってどの城?森の中の小屋に住んでるじゃん

 

そんな風に思ってしまった、他とは一味違う女が、このブログの運営者。

お姫様より2次元。2次元より、石!

 

小さい街だけれど、色々詰まってるこんなところ、

観光しないなんて勿体ない!

りなきむ好物、古代の英知とほんの少しのメルヘンが詰まった街。今日は、そんな街セゴビアのご紹介です。

マドリードからセゴビアへ

セゴビアはマドリードから1時間半ほどの所にある小さな町です。今回の旅のお供も、いつもの2人。iPhone5Sと、地球の歩き方。笑

大体ねえ、歴史を感じて興奮するような変態に友達がいると思いますか?笑

 

寂しい話はとにかく、アクセス方法は電車、バス、車と様々あります。

私はバスで行きましたけれど、電車などご希望の方は地球の歩き方を参照ください。

バスで行く方は、マドリードのバスターミナルに行くとSEGOVIAと書いてある場所があるので、そこから乗れば一発です。

 

セゴビアに着いたら、バスターミナル内にあるインフォメーションセンターなどからセゴビアの地図をゲットしましょう。

りなきむ
りなきむ
ゲームの攻略みたい

 

これを見ながらセゴビア中心街の方へ歩いていきます。

バスターミナルを出た直後の交差点で少しうろうろした記憶がありますが、方向さえ掴めてしまえばあとは真っすぐ進むだけです。

 

San.Millan 教会

中心部へ向かって歩いていると、バスターミナルのすぐ近くにこんなものを見つけました。

こちらはSan. Millan(サン・ミジャン)教会。12世紀に建築されたロマネスク様式の小さな教会です。

ロマネスクとは、1000年くらいから1200年くらいの間にスペインやイタリア辺りで作られた建物の様式のことを言います。

ローマネスク → ロマネスクと覚えると、地域的にあーあの辺ね、ってイメージしやすいんじゃないでしょうか。

りなきむ
りなきむ
オヤジギャグ並みの寒さ

 

1000年から1200年と言えば、歴史的には中世。ヨーロッパで鉄の甲冑をかぶった騎士たちが闊歩していた時代になります。

ちなみに日本だと、この時期は平安の終わりから鎌倉にかけての時代になります。

あー結構前ね。そんな感じで捉えて頂ければ十分です。

 

正直、私は中世が好きではありません。笑

古代に築いた文化をぶっ壊し、人類が科学と真剣に向き合い得た知識を宗教の名のもとに平気でドブに捨て(正確には燃やし)、

人類的な繁栄を1000年近く遅らせた時代です。

もし中世が無かったら、なんて、歴史にあり得ない「たられば」を何度考えたことか。

 

ですが、時代の流れもありました。

攻めてくる敵、弱りゆく祖国、当時の人たちにもどうにもできなかったのかも知れません。

そうは知りつつも、古代シンパの私は、古代の次に来る中世を悔しく思わざるを得ません。

 

なので、ここはスルーします。中世好きな方、ごめんなさい。笑

 

これを左手に見ながら真っすぐ行きましょう。

 

セゴビア水道橋

そのまま行くと、目の前に見えてきたーーーーー!

 

ぎゃーーーーーーーーー!

っていうか、思ったよりも背高っ!

 

 

10歳くらいの頃この建造物の存在を国語の教科書で知ってから、ずっと私の頭から離れなかったこの地。

10年越しの想いがついに叶った気がました。

 

 

これが人生最良の日に違いない。

 

さわっ、さわっ触ってもいいかな…?い、違反とかにならないかな…?

さわ、触りたいけど、こんな神聖なもの私の手で…汚すわけには…

 

 

ポーカフェイスの日本人がこの橋の前で突っ立っているのを見たことがある人は、それはオタクを必死に隠そうとする私かもしれません。

りなきむ
りなきむ
オタクという名の変態には生きにくい世の中なの

 

この橋、上からも眺められるように登れる場所があるんですが、そこにも登ってみました。

 

っああ…涙

 

もう言葉なんていらない。この美しさを言葉で表現しろっていう方がムリゲー。

奥に見える山脈、積もる雪の白と空の青、古代からカタチを残す石の橋…

こんなの毎日見て過ごせた古代人は幸せ者だなあ…

私も上戸彩になって古代ローマにタイムスリップしたい。あんなに羨ましいと思った役は過去にも未来にもないだろう。

 

 

この橋は、紀元前にこの地を領地下に収めた古代ローマ帝国によって建築されたものです。

こんなに美しい水道橋ですが、水道橋という名の通り、元々は水を市街地に運ぶためのもの。

だから何も「うわーーーすごい!」って後世の人に言ってもらうために作ったわけじゃないんですよね。

りなきむ
りなきむ
勿論、私の興奮の為でも

 

当時の人間が生き抜くために、生活の安定を確保し人口を増やし、国を強くしひいては国家の平和を守るため。

ソフト面がもたらす平和もきちんと考えられての事というのが素晴らしい。

1000年、もしくは2000年前に、政治を理解し、統治を現実的に考えていたからこそ実行に移した公共事業だったんです。

 

簡単に言えば、水めっちゃ大事。人間よりもいい道通るべきやでお水様。ってことです。

近づいて見てみるとこんな感じ。本当に石が重なってるだけ…

この技術、本当にどこで手に入れるんでしょうね。

隙間なく石を切るのも大変、運ぶのも大変、持ち上げるのも大変、組み立てるのも大変、って、働きすぎの日本人から見ても働きすぎ。

しかも所々ちゃっかりデコレーションされてるし。

 

っかーーー憎めない。

ホントそういうの好き。古代ローマの遺跡を巡っているとあちこちで見られる茶目っ気もホント大好き。

イタリア、ポンペイとか茶目っ気の宝庫ですからね。オシャレにしちゃお☆みたいな。結婚したい。

 

 

ところで、上の写真を見てみると1個1個の石にくぼみがあるのが分かりますか?

これが私にとってはずーーーっと疑問なんです。何の為の穴だったんでしょう。

 

1時間近く観察し続けた私の考察タイム、入ります。

  • スペイン内戦時の銃痕
  • 梯子をかけたあと
  • 組み立て時に石を持ち上げるための何かを引っ掛けた跡

最初気が付いたとき、一瞬銃痕かなって思ったんです。

スペインも平和な国家に見えて割と最近まで国内でドンパチしていましたから。でも、銃痕にしてはなめらかすぎる。そして、規則正しすぎます。

 

続いて思ったのは、梯子か何かを掛けた跡なのかなってこと。

アーチの下の部分は説明できませんが、この穴、正面にもたくさん見つけることが出来ました。

建設時に何かを立てかけておいたとき、それがズレないようにちょっとくぼみを作ったんでしょうか。

足場的な何かを、差しておくためのものだった、とか。

 

色々考えた末、組み立てる時に石を持ち上げる金具か何かをひっかけていた跡なんじゃないかなあ、と最終的に思いました。もしくは掘削時。

多分、それが私の思いつく中で一番理にかなっているんじゃないかと。

石を固定し、持ち上げる。もしくは、切り取った後引っ張り出す

そんな感じに使えば、これだけ沢山穴があるのもまあ、それなりに説明付きますし、あと私が納得できます。笑

 

 

まあ、これだけの文字数を使って説明しておきながら言うのもなんですが、結局はいつも通り、

真相は知らないままなんですけどね。笑

 

橋の終わり

先程まで見ていたお馴染の所から橋に沿って歩いていくと、セゴビアの水道橋のゴールにたどり着きます。

これがこのセゴビアの街の真ん中を走っていた、偉大な橋の終着点です。

 

 

なんともあっさりしていますよね。あんな巨大で、美しくて、威厳を放つ橋でさえ、最後はあっさり、こんな感じ

誰も見に来ず、ただ1人、本人だけがひっそりと佇んでいるような。

私には何だか、これも歴史の終わりのような、切なさと儚さを感じさせます。

私の大好きだった古代ギリシャも、古代ローマも、終わりは誰にも看取られず、ぐちゃぐちゃになって消えていきました。内戦だったり、侵略だったり。

昨日あったものが今日無くなる切なさというよりは、もういつ無くなったかも分からないくらい曖昧に、ゆっくり消えて忘れ去られていく。

 

 

 

あぁ…推しが死ぬときってこんな感じなんですか?涙

 

 

 

 

ちなみにこの終着点、高さ30mある先程の橋のたもとから10分ほど歩くとあります。

お時間あったら是非行ってみてくださいね。

 

セゴビア大聖堂

水道橋から、白雪姫のお城のモデル「アルカサル」に向かう途中にあるこちらが、セゴビアの大聖堂です。

カテドラルって呼ばれたりもしますが、カテドラルは大聖堂のスペイン語版。意味するところは同じです。

この大聖堂は16世紀に建築がスタートし、そこから50年ほどかけて完成。

エレガントな造りから大聖堂の貴婦人と呼ばれているそうなので、皆さん、貴婦人をイメージして楽しんでください。笑

結構重厚感ある印象なので、貴婦人も少しぽっちゃりな方かも知れません。

りなきむ
りなきむ
私の勝手なイメージです

 

 

中身はこんな感じ。

この造り、ゴシックっぽいですね~。外見もそれっぽいなあという印象でしたが、中身もまんま。

背が高くて、なんか暗くて、豪華絢爛というよりは荘厳な感じだったら、それがゴシック。

ゴシック建築と聞いたら、時代的には中世、ルネッサ~ンスする前の建築物、と思って頂ければ少しわかりやすいですかね。

一応教会なので、あんまり露出しすぎない格好で行きましょうね。

 

アルカサル、白雪姫のモデルになったお城

水道橋から細い道を通り、大聖堂を通り過ぎ、歴史地区を通り抜けるとそこに見えるのが、こちら。

アルカサル

入口の前から、白雪姫の感じが出るように撮ってみました。

 

 

このお城の基礎は、元々イスラム教徒によって築かれたものでした。

今ではゴリッゴリのカトリック国家のスペインですが、昔はイスラム教徒に支配されていたこともあったんですね。

アルカサル、という名前自体も、アラビア語由来です。

ア、から始まるスペイン語の言葉の多くは、アラビア語由来なんですよ。勿論全てじゃありませんけれどね。

砂糖、なんていう簡単な単語でさえもアラビア語と混じって今のスペイン語になっていますから、スペインに対するイスラムの影響が多いのも想像しやすいかと思います。

 

さてさて、そんな話はさておき、さっそく中に入っていきましょう。

外の暖かい日差しとは裏腹に、中ではひんやりとした空気が漂っていました。

 

現在では、お城の一部が軍事博物館のような展示室になっています。

中世の騎士たちはこんな、夏になったらとんでもなく熱くなりそうな甲冑を着ていたんですねえ。

馬もこんな重たい装飾付きの人間を乗せるのは大変だったでしょう。甲冑だけで40kgくらいしたそうですから。

 

馬同士の会話で、昔の人間は重たかったから今は楽になったよなあ、とか言ってるかもしれないですね。

人間みたいに、「俺たちが若いころはよお」って。笑

 

 

屋上に出てみると、一番白雪姫っぽいところを発見しました。

確か映画の冒頭で、白雪姫がこんな感じの井戸に向かって歌っていましたよね。

それに、何となくこの井戸から漂うディズニー感。

女の子が好きそうなスポットだなあと思ってみていました。

りなきむ
りなきむ
ちなみに私は…甲冑の方が好き

 

 

中世のお城は基本的に、領地を守ることを第一に考え建てられています。そのため、後世のものに比べると設計は結構シンプル。

  • 城壁でがっちり囲まれてる
  • 堅固なつくり
  • 後世のような装飾は殆どなし

これらを踏まえて、このアルカサルを見てください。少し離れてみると、その様子がよく分かります。

 

 

ああ、いい感じ~!

デザインはシンプルだけど、塔の屋根の色がいい感じのアクセントになっていて、ほのかに香るメルヘンな雰囲気。

なるほど。ここが白雪姫のお城になるのもうなずけますね。

 

最後に

今回はスペイン、セゴビアの魅力をお伝えしていましたが、いかがでしたでしょうか。

皆さんの中のセゴビアを、「古代の橋がある街」から「行ってみてもいいかな?」と思う街にアップグレード出来ていたら嬉しいです。

 

古代、中世、スペイン黄金期を経て現代も街として生きながら、時を刻み続ける場所、セゴビア

人間の歴史を感じに訪れてみてはいかがですか。

 

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りなきむ
りなきむ
ワーホリ⇒そのままシドニー永住となった元旅人。現在は、おうちでノートPCを片手に主婦をしながら、『シドニー すみっこ暮らし』でシドニーの生活情報を発信しています。ときどき、ギリシャ人オットとのあれこれも。 詳しいプロフィールはこちらから。 質問、お仕事の依頼はお問い合わせからお願いいたします。

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