ヨーロッパ

アテネから日帰り観光 ギリシャ古代の神殿が見れるスニオンの魅力

ギリシャといえば、皆さん何を思い浮かべますか?

 

真っ青な海に映える、白い街並み。

古代の遺跡に、オリンピック。

 

などでしょうか。でも!私にとってギリシャと言えば。そう!!古代の遺跡一択!!

 

イタリアのことが好きだった学生時代。

古代イタリアについて勉強すれば勉強するほど、当時のギリシャがどれだけ凄かったか思い知らされました。

ローマは世界を征服したが、ギリシャ文化はそのローマを征服した

 

え?そんなこと言われたら行くしかないやん。

ということで満を持して2014年、行ってきました。

 

古代を感じられる場所

今まで15か国、何十の街を訪れてきた私が、世界一好きな場所。それがここです。

 

Sounion(スニオン)岬という場所にある、海の神として有名なポセイドン様の神殿がある場所です。

 

やーばいもうやばい。

このド・ギリシャって感じ堪らない。

 

パルテノン神殿も勿論行きました。でも修復されすぎちゃって何だか現代感が凄い。

私が感じたいのは過去に人々がこう、リアルに生きていた雰囲気なので、あんまりピカピカしすぎると魅力半減しちゃうんですよね。

でもここ見てください。

風化して倒れた柱、崩れ落ちた天井部分、手作業ならではのデコボコした土台。

 

たまらん…

 

スニオンは、アテネ、シンダクマ広場のバス停から2時間弱くらいの所にある遺跡です。この辺りにオレンジのポールが1本立っているんですが、それがバス停です。

シンダクマ広場を背にして右手側にありますよ。本当にただのポールなので気を付け探してみてください。笑

 

朝日を拝みたくて朝一便に乗ったんですが、着いた時には普通に昼。2時間かかってたらそら陽昇りますわ。笑

スニオン岬までアテネからはずっと海外沿いに走っていくので、道中ずっとこんな感じ。

ふぁーーーこれがエーゲ海かよおおお

古代ギリシャ人はこの海を超え交易をし栄えていたんですね…

 

ああ、おひとり様万歳。こんな景色の前で誰かと話したら、浸りまくってる自分の世界から引っ張り出されてしまうわ。

ちなみにバスのチケットは車内で買いました。しかも乗り込み時ではなく、しばらくしてからです。乗務員みたいな人が歩き回りながらチケットを売ってくれます。

乗車の時はしれっとした顔で乗り込みましょう。

 

スニオン岬と言っても本当に何もありません。カフェと、それに併設されてる土産店が一軒あるだけ。

バスもこの岬行きなので、終点まで乗ってれば着きます。ギリシャ語分からないからそういう単純な経路ありがたいですわ。

 

海神に捧げられた神殿

終点で降りたらもう目の前がこの遺跡。着いた瞬間からもう目はここにくぎ付けですよ!

 

この遺跡、海を望むように建てられています。まさにポセイドン様へって感じ…

 

古代の人分かってる

 

こんな美しいところに神殿立ててもらったら、アテネ争奪戦に負けたポセイドン様も気が休むよね。

あ、そうそう、ご存知かも知れませんが「アテネ」は、女神アテナと、海神ポセイドンが争奪戦をした街です。

ちょちょちょっと争った後、その戦いに勝った神の名前にちなんで、「アテネ」という名前が付けられました。どちらが勝ったかは…もう分かりますね。

 

ギリシャの男神は皆プレイボーイだし、ポセイドンはその筆頭格みたいな感じだけど、でも好き。彼になら何されてもいい。

海だけじゃなく大地も統括するポセイドン様。母なる大地として有名なガイアですが、地震は彼の管轄なんですよ。

古代の人はあれかな?海で地震がよく起こるから、ポセイドン管轄でって感じにしたのかな?

地震も起こさないでくださいね、海で穏やかに過ごしてくださいね、っていう感じで建てられたんでしょうかね、この神殿。

 

そうそう、真実を知るだけが歴史のロマンとは私思っていません。

真実は分からないままの方が色んな考えを張りまぐらせて私は好きですね。こうだったのかな、ああだったのかな、人々はこう考えてたんじゃないだろうか、とか。

だからおひとり様旅行が好きなんですけど。

 

40分くらいその辺の椅子に座ってこの神殿を眺めてました。写真を見ての通り他に観光客もいないので、本当嬉しい。細部まで観察できますしね。

 

っはーー土台もキレイすぎ…

同じような厚さで削られた石、上りやすように階段状に設置するその気遣い。でもなんだか、右上に見える余りにも綺麗すぎるカットの跡は、修復後っぽい感じもしますね。

これ本当に当時の人が削ってたらちょっとへこむわ…2000年後の我々とそんな大差ない技術やんけ…

 

ウロウロしてたら、ポセイドン神殿の横辺りに「keep out」って書かれたテープがあったんですよ。

この写真の、ちょうど真ん中らへんのオレンジ色のやつですね。しおれた感じで張られてたので何となく行けそうな気がしました。笑

 

(これ随分前に設置したっぽいな…この先行ってもいいか聞いてみよ)

 

まあダメと言われたらそれまでです。行かなきゃいいだけ。ということで、一応いる係員的な女性に聞いたら、

「あー!いいよいいよ!」

って。

良いんかよ。笑

 

神殿の先に見えるエーゲ海

何でkeep outの先が気になったかというと、実はこの遺跡を知ったきっかけが、聖闘士星矢という漫画のキャラクターがここに来たからなんですね。

まあ悪い事した双子の弟がこの海の近くに幽閉されちゃうんですけど、まさかその洞窟あったりしないよね?と思って。

 

結果。なし。

 

神話とか地名まで実在するものをベースにしといてここは作り話かーいって感じですけど。いいの。ここに来たことに価値があるの。それに見えなかっただけかも、ってことにしておきました。

何せここは岬。所々崖になってて、そんなところで一歩足を滑らせたらまじで死にます。深追いはしちゃダメです。

そんでもって風がめちゃめちゃ強いんですよ。崖際歩くときは本当注意してくださいね。

 

でもそんなの気にしません。道があれば私は行く。係員さんも良いって言ってたし。

keep outの先は案外普通の道が続いていました。坂がきついけど、全然いけます。そしてこの先がまた良かった。見てくださいこれ。

 

これ、個人的に超感動して撮った写真なんですけれど。

左下の方に白い何か、ありますよね。私これを最初、発泡スチロールかなって思ったんです。日本の海岸によく流れついてるやつです。

 

そうしてよく見たら

これ神殿の柱だったんですよ…

 

まじかよーー海岸に神殿の柱落ちてんの?

これモノホンじゃないのお…昔に建てられたもの落ちちゃったのね…

そんで持ち上げる気ないのねギリシャ政府は。うん、最高…ありのままって感じで最高…

 

それでこれ見えますか?石の色なんですよ…

わざわざ落ちたものまでギリシャ政府がきれいに修復するとは思えないので(失礼)、これは本当に当時作られたものが風化したままの色ってことだと思うんですよね。

ギリシャ神殿、元はカラフル説も勿論知ってます。が!風化で石の色に戻ってしまったとしても、本物は本物です。手が加えられてないって意味で。

わざわざこんな1日数人の観光客の為に1個の柱の欠片を回収して修繕して元の場所に戻すとか、ギリシャ政府するかなあ?

 

うーん…恐らくしない。笑

 

一番最初に切り出した時はきっとこんな色だったんでしょうね…美しい

パルテノン神殿見ると分かるんですけど、真っ白なんですよ。ペンキ塗ったみたいに。修復済みだとこんな色になっちゃうのかあとちょっとがっかりしましたね。

修復するときって一番最初建設された当時のように再現すると思うんですけど、時間の流れを感じたいんです私は。

建設された当時がペンキみたいに白くても時代で剥げたならその剥げた色を見たい!わがままですかねえ…

 

そんな感じで下に降りて行ってみると、今度はきれいなエーゲ海を拝めました。

 

柵がされちゃってて一番下までは行けないんですけど、多分そうしないと泳ぐ人出てくるからじゃないのかな?

 

知らんけど。

 

 

うわーいいなあ、こんな海が一望できるところに神殿立ててもらったポセイドン様幸せ者だなー

所々ベンチが設置されているので、そこでサンホラのMoira聴いてました。ギリシャ最高…

その音楽に浸りながら1時間半くらいこの海見ていました。

それでまたこのMoiraがすっごい良いんですよね。ギリシャ旅行中はずっと聴いていました。高校生の時にアルバムを買ってから今まで、なので9年くらいずっと私の中のベストアルバムです。

私にとっては邦楽史上ベストです。

 

レオンティウス…

 

みたいな。笑

美しい歌声に浸りながら、他にも色んなことを考えてました。

この海から船を出してギリシャ人は航海してたのかあ、とか、こんな海見てたらそら自然について考えたくもなるわ、とか。

有名な哲学者がこの地から生まれてくるのも分かります。

 

この海に住む神について考えたりね。そらするわ。

 

ギリシャのいいところ総取り

そろそろ係員にも変なやつと思われてきたところで場所を変えました。

keep outのテープは、神殿の敷地内に入って真っすぐの所に見えたんですけど、今度は反対側。

 

バス降りて右手側にある神殿と反対、つまり、左側にある売店の先に行ってみました。

しばらく歩くとさっきの神殿を遠くから眺めることが出来ます。

 

ぎゃーーーー神よ、私を生んでくれてありがとう

古代ギリシャ人のセンス尊い

 

空と海の青さ。そこに映える神殿の白。程よく見えるオリーブの木々。

そして現代にいたるまで古代のままの景色を残しすこの地に神殿を建てるというその選択。

この角度からの色の配色ハイ、ドストライク。

 

この土地神々しくない?神に丁度良くない?標高そこそこ高いし。って感じでここ決めたんでしょ。

現代の雰囲気も建築物もない。(柵は…見ない)

こんなに当時の風景感じられる場所が他にあるかあ?海岸線だけは多分…当時はもうちょっと遠かったと思うけど。

 

あの~舞浜のあそこみたいな感じです。夢の国。現実の風景を見せない、みたいな。それで時代をより感じれるっていうやつですよ。

 

ここが一番風が強くて、一番崖っぽいです。私は日焼け対策でいつも帽子被って観光するんですが、その帽子が風に持っていかれました。

ポセイドン様がなんか貢物しろって言ってきたんですかね。差し上げますよ、そんなものでよろしければ。アルゼンチンから一緒に旅した思い出の帽子でしたけど、祈りを込めて海に献上しました。

(本当は崖下に飛んで行っちゃったので取りに行けなかったんですよね…)

 

神殿と反対方向を向くと、こんな感じ。

 

ああ、いいところ…

 

こういう誰もいないところで思いを馳せる旅が本当に好きです。

1人でこの辺にまた1時間以上座ってました。

このスニオン、神殿しかないので10分もあれば観光は終わってしまうんですけど、そうさせないのが私!

 

朝一に来て2時くらいのバスに乗った気がするので4時間くらいいたんでしょうかね、1つの観光地に。

そう考えると自分気持ち悪いなって思いますけど。

 

ここからアテネ市内に戻るバスは、1時間に1本くらいしかなかった気がします。

カフェがあったのでそこでお茶くらいは出来ると思いますが、帰る時間は確認して観光しましょうね。笑

 

結論

 

スニオンやばい。

絶対またスニオンに戻ってくると決めました。

 

さっきここ、10分もあれば観光終わっちゃうところだと言いましたけれど、

10分じゃ見つけられないところからしか、古代の人々の考えとか生活感は感じられないんですよね。

大きな神殿だったら、細かいデコレーションに見える人間の肉体美とか、当時の酒文化とか。

柱の削られ方とか、あとはその建物があるロケーションから色々考察したり。

そういうのを、一般人の観点から見つけていくのが楽しいです。古代は偉大とみんな思ってますけど(私が一番思ってる)、でも実際は

普通の人間が、当時の常識のなか、普通に生活してたただけ 

なんですよね。

 

そう思うと、今自分が生きてるこの時代も2000年後には偉大な過去になってるのかなあ、とか思ったりします。

だから歴史が好きなんですよね。笑

 

とにかく、当時の雰囲気とかも感じることが出来たので、今回の旅は大成功です。この現代風に発展してない感じ、穴場的な雰囲気も私は気に入りました。

ギリシャを存分に感じれたかな。

 

行ってよかったーーー!

 

皆さんがもしアテネに行く機会があって時間が少し余ったら、ここも是非行ってみてください。

そして行きましたよーーっていうコメント頂けたらすっごい嬉しいです。笑

ABOUT ME
りなきむ
りなきむ
ワーホリ⇒そのままシドニー永住となった元旅人。現在は、おうちでノートPCを片手に主婦をしながら、『シドニー すみっこ暮らし』でシドニーの生活情報を発信しています。ときどき、ギリシャ人オットとのあれこれも。 詳しいプロフィールはこちらから。 質問、お仕事の依頼はお問い合わせからお願いいたします。

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